Profile

Dave Sinclair(デイヴ・シンクレア)
作曲、アレンジ、キーボード演奏
1947年11月24日イギリス、ケント州カンタベリー出身

カンタベリーミュージックシーンにおいて最も注目すべきミュージシャンの一人。世界的に有名なロックオルガン奏者であると同時に、イギリスを代表するプログレッシブ・ロック・バンド、CARAVANのメンバーとして代表曲、「For Richard」、「Nine Feet Underground」、「The Dabsong Conshirtoe」、「Proper Job」などを生み出した優れた作曲家でもある。

子供の頃、カンタベリー教会の合唱隊に所属し、10歳の時SKIFFLEというグループのメンバーとして始めてステージに立った。その模様はBBCのラジオ番組のためにレコーディングされた。

1967年、ロバート・ワイアットなどによって結成された、初期カンタベリーを代表するグループ、Wilde Flowersに参加。(後にそこからCARAVANとSOFT MACHINEに分裂)

1968年にパイ・へイスティングスと共にCARAVANを結成する。1971年までに3枚のアルバムをレコーディング。「In the Land of Grey and Pink」(デイヴによる20分にも及ぶ大曲「Nine Feet Underground」を収録。この曲は今日までCARAVANの代表曲としてコンサートのハイライトで演奏され続けてきた。)は世界中でミリオンセラーとなりゴールドディスクも贈られた、バンドの出世作である。

1971年の8月にCARAVANを脱退。10月にロバート・ワイアットと共にMATCHING MOLEを結成し、アルバム「MATCHING MOLE」をレコーディングする。デイブによるアルバムの冒頭曲で、ロック史上に残る名曲「O Caroline」は今でも数多くのミュージシャンによってカバーされ、近年ではエルビス・コステロもコンサートなどで披露している。

1972年、Hatfield And The Northに参加。パリで行われたコンサートにはロバート・ワイアットも参加し、テレビ放映された。同年、パイ・へイスティングスに誘われ、再びCARAVANに復帰。

1973年〜1974年にはCARAVANで3枚のアルバムをレコーディングした他、3ヶ月におよぶアメリカツアーを成功させた。
1975年にアルバム「Cunning Stuns」をレコーディング。このアルバムの中でもデイヴはCARAVANの代表曲「Proper Job」を生み出した。その後再びバンドを脱退。

1976年〜1977年に初のソロ・アルバムとなる「Moon Over Man」をレコーディングする(1993年にリリース)。
同時期 SOFT MACHINEのオリジナルメンバーであったケヴィン・エアーズのソロアルバム「Odd Ditties」にも参加した。また、リチャード・シンクレア、ビル・ブラッフォードと共に結成したSINCLAIR AND THE SOUTHでも活動をした。(このバンドの貴重な音源はまだ世に出てないが、今でもデイヴが所有している。)そして、バンドPOLITE FORCEにも参加しアルバムを発表。それからCARAVANのヨーロッパツアーにライブメンバーとして参加した。

1978年〜79年CAMELのアルバム「Breathless」のプロモーションのための6ヶ月間におよぶワールドツアーに正式メンバーとして参加、この時初来日する。

1979年、再びCARAVANに復帰。そして80年にアルバム「Back to Front」、82年に「The Album」を発表した後、CARAVANは活動を一時休止した。

1982年、デイヴはイギリスのハーン・ベイにピアノショップを開く(2005年閉店)。その間もたくさんのミュージシャンから誘いがあったものの、家族のために音楽活動を休止していたが、その間も作曲は続けた。

1990年、再びCARAVANのメンバーとして活動を再開、アルバム、ビデオ「LIVE1990」を発表

1992年、RICHARD SINCLAIR`S CARAVAN OF DREAMSに参加しアルバムを発表。

1994年、CAMELのオリジナルメンバー2人とCARAVANのオリジナルメンバー2人でMIRAGEを結成し、ライブアルバムを発表。

1995年〜2002年の間にCARAVANで6枚のアルバムを発表。

2002年、再びCARAVANを脱退し、ソロ活動を開始。

2003年にファン待望のソロアルバム、「Full Circle」「Into the Sun」の2枚をレコーディングした(2004年発表)。

2004年の春にアルバムのプロモーションのため来日し、大阪と東京でコンサートを行った。その時来場者のために、デイヴの日本への思いを込めて書かれた「Always There」を収録した無料CDRが配布された。10月にはリチャード・シンクレアと再来日し、日本のバンドOPABINIAと共にGrey and Pinkコンサート(アルバム「In the Land of Grey and Pink」のナンバーを全曲披露)を東京と大阪で行った。

2004年、アルバムFull Circleの中の一曲And When The Sun Setsが二階堂焼酎のTVコマーシャルソングに決定し1年間使用された。

2006年、デイヴの初ソロアルバム「Moon Over Man 30th Anniversary Edition」をリリース。

2009年、20年前に書き溜めていた未発表音源(デモ)をカセットからデジタル化し200枚限定発売のアルバムTreasure Chestとして発売。
同年イギリスからのミュージシャンBill Harbottle Martine Waltier と共に京都、神戸、滋賀でコンサートを開催。

2010年、美しいピアノサウンドのアルバムPianoworks 1を発売。
http://www.aadbeg.com/chirashi001.html

2011年、ロバート・ワイアット、アンディー・ラティマその他多くの豪華ゲストミュージシャンが参加し5年かけて制作したアルバムStream発売予定。
http://www.aadbeg.com/chirashi001.html

デイヴはレコーディング以外にも数えきれないほどのコンサートやROTTERDAM’70(40万人以上の集客)を初めとする世界的に有名なフェスティバル、ワールドツアーでの演奏をこなして来た。そして今後まだまだ生み出されるであろうデイヴの新しい楽曲にも注目したい。